2日目、 ヤマコラル〜 タウリパンパ |
歩いた日:2007年6月5日
コース:Llamacorral→(40min)L. Ichiccocha→(50min)L. Jatuncocha→(2h)Alpamayo分岐→(1h)Alpamayo展望(1h15min昼食)→(30min)Taullipammpa
合計時間 5h 標高差 500m 最高標高 4,250m
今日も快晴。コックが朝一番にお湯とタオルとコカ茶をテントに持ってきてくれる。朝食は焼きたてのパンケーキ、うまい。
8時前にテントを出発。次第に谷の草原が広くなる。右手の切り立った岩の上に白い山が顔を出す。多分カラス(Caras
6025m)の山だと思う。
草地が広くなり、放牧された馬やロバがのんびりと草を食む横を進むと第一の湖・イチコチャ(Ichiccocha 3800m)に出る。ほぼ平らで歩いていても気持ちが良い。
振り返ると、氷河で侵食されたV字状の谷であることがはっきり分かる。
イチコチャ湖の手前、 正面はタウリラフ(Taulliraju 5830m) |
イチコチャ湖の横を歩く |
イチコチャ湖付近 歩いてきた谷を振り返る |
少し登ると続いて第2の湖・ハトゥンコチャ(Jatuncocha 3900m)に出る。谷いっぱいに広がる比較的大きな湖で、青く輝いて見える。湖の周りは急峻な山に囲まれているので、白い山のピークが見えるのは殆ど正面のタウりラフだけだったが、湖が終わる辺りでようやく左にキタラフ(Quitaraju
6036m)のピークが谷間にチラリと見えた。
↑ハトゥンコチャ湖(Jatuncocha 3900m) | |
ハトゥンコチャ湖からのキタラフのピーク→ |
テントを撤収して後から出発したロバ隊が早くも追い抜いて行く。歩く早さがまるで違う。
湖を過ぎ少しずつ登りになる。左手にサンタクルス(Santa Cruz 6241m)のピークがほんの少し顔を出すが写真を撮る間もなく歩いている間に岩陰に隠れてしまった。
振り返って見るサンタクルス谷のV字峡 |
アルパマヨのベースキャンプへ向う表示を左に見た辺りから登りがきつくなる。歩くのが苦しくなって立ち止まり振り返ると、歩いてきたV字峡のサンタクルス谷が眼下になり、湖が既に遠くに見える。次第に左右に白い山も見え出した。
展望が利く場所でコックが待っていて昼食。
左にアルパマヨ(Alpamayo 5947m)とキタラフ(Quitaraju6036m)の真っ白なピークを眺め、右手にパロン(Paron
5500m)とピラミデ(Piramide 5885m)を見てのんびりと時間を過ごす。時間があったのでアルパマヨをスケッチする。
キタラフ(Quitaraju6036m 左) と アルパマヨ(Alpamayo 5947m 右) |
アルパマヨ拡大 拡大→ |
パロン(Paron 5500m左) と ピラミデ(Piramide 5885m右) |
十分休んで出発、約30分でタウリパンパ(Taullipammpa 4250m)のテントに着く。午後2時。
テントに入るなり何故か頭が痛くなり寒気がする。4250mと標高が高いせいなのか、昼休みにスケッチしていて身体が冷えたせいなのか、良く分からぬが痛み止めの薬を飲み横になった。
午後4時、ティータイムで起こされた。クラッカーにアボガドのサラダを挟んで食べる。具合は大分良くなった。
テント場からは、1日目から見えていたタウリラフが直ぐ近くに聳え、幾筋にも分かれた懸垂氷河が凄い迫力でせまってくる。北西にはアルパマヨとキタラフが連なって見え、南には丸いピークのアルテソンラフ(Artesonraju
6025m)が聳える。登ってきた良かったなーと思えるキャンプ地だ。
タウリパンパ( 4250m)のテント場 拡大→ 手前が我々のテント、 山はタウリラフ(Taulliraju 5830m) |
タウリラフ(Taulliraju 5830m)拡大 |
↑アルテソンラフ(Artesonraju 6025m) | |
←タウリパンパ(Taullipammpa 4250m)のテント場、 奥の小さなテントがトイレ、 山はアルテソンラフ(Artesonraju 6025m) |
ウニオン峠(Punta Union 4760m)の壁 |
真東には明日越えるウニオン峠(Punta Union 4760m)が壁のように見える。標高が高いだけに苦労しそうだ。
食事のテントで夕食を食べ、外に出ると、今日も満点の星。だが強烈に寒い。早々に寝袋にくるまり眠りにつく。