デイ(日帰り)ハイキング
Aマカシカ・ヒル(Macashca Hill) 


マカシカ・ヒルの頂上付近(4100m)にて、
左はカシャン(5586m)、右はヤナマレイ(5237m)
中央はウルアシュラフ(5722m)
ワラス(Huaraz)2日目、今日も高所順応の日帰りハイキングをする。ワラスの町から東を向くと、白い山の右下になだらかな茶色の禿山が見える。この岡のような山が今回歩いたマカシカ・ヒル(Macashca Hill) だ。岡と言っても4100mの標高で登山口からの標高差は700mもあり、6時間ほどの歩行時間になるので、ルンルンで歩けるハイキング・コースではなかった。しかし、ワラス近辺の氷河の山が一望でき、苦しいながらも気持ちの良い山歩きができた。

インターネット情報
        ワラス近辺の地図(英語):Quilcayhuanca-Cojup-Ishinca

歩いた日:2007年6月3日

コース
  Huaraz(ホテル)⇒(車40min)登山口→(25min)尾根→(1h15min)頂上(昼食1h)→(3h15min)道路→(15min)乗合バス→(10min)ホテル
合計時間:5h05min  最高標高:4100m  標高差:登り700m 下り900m
  

登りの尾根から、
ウルアシュラフ(左)とヤナマレイ(右)の山


今日のガイドも昨日と同じ「ヒサオ」でホテルにタクシーで迎えに来た。タクシーは昨日よりましな車だが、悪路であることには変わりはなく、ガタガタと上下左右に揺れながら進む。山の名前と同じマカシカ村を過ぎて、何の標識も無い畑のあぜ道のような所で車を下り、歩き出す。
小さな谷から尾根に向かってやや急な坂を登る。苦しいが昨日のデイハイクに較べれば大分楽な感じがする。尾根に出ると早速ブランカ山群の氷河の山が連なって見え出した。

尾根伝いに更に登る。ほとんど木が生えていないので展望抜群だが急ぐと直ぐ息苦しくなるのでゆっくりと歩く。頂上は登山口から約1時間40分で着いたが、なだらかでどこがピークかはっきりしない。池が有るあたりで昼食をとった。ガイドは2時間が標準なので早く着いたと喜ばせてくれる。

綺麗な草地に座ろうとすると、ガイドが棘があるから何か敷いて座れという。ビニールシートを敷いて身体を支えて座るのに片手を草の上に置いたとたん、手のひらに痛みが走った。見ると細かい棘がびっしりと手のひらに刺さっている。小さく密に刺さっているので取るのに苦労した。茶色の芝のように見えるが、小さなサボテンのようなものが密生して生えている。

マカシカ・ヒル(4100m)からの展望   左チュルプ(5498m)、中央カシャン(5586m)、右ウルアシュラフ(5722m)

棘騒動も一段落して、氷河の山々を眺めながらゆっくりと昼食をとった。今日もガイドがランチボックスを持ってくれた。
ゆっくり休憩をとり下山開始。

昨日入ったヤカ谷と中央ラパルカ(6162m) 
拡大→


下りだして直ぐに昨日車で入ったヤカ谷が正面に見え、その奥に真っ白なラパルカの山が見え出した。昨日谷に入った時には位置関係が全く分からなかったが、マカシカ・ヒルに登ったお陰で、良く分かった。

下りの尾根からワラスの町を見下ろす


更に下ると尾根の下にワラスの町が見え出した。盆地の中に薄茶色の町が広がる。ワラスの町を絶えず見下ろしながら尾根の下りが続く。長い下りが終わりやっと車道に出た。車道を歩き続け乗合バスが来れば乗るという。10分ほど砂埃の車道を歩くと乗合バスが来た。手を挙げれば何処でも停まる。乗合バスと言ってもマイクロバスの大きさでぎっしりと客が乗っている。そこに割り込んみ空いていた座席に座ったが、座席の前後の空間がやたら狭い。膝を無理やり入れて座ったら身動きができない。10分ほどでホテルの近くに着いた。短いバスの時間で助かった。





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