インカ・トレイル(Inca Trail)


空中都市マチュピチュは,、マチュピチュ山とワイナピチュ山の間の尾根の上にある。写真やテレビで何度も見た景色だが、行ってみるとその美しさと不思議さと異質さに改めて感嘆します。
マチュピチュ遺跡の中には色々な名前のついた場所や建物があるが、これらは全て発見後に付けられた名前で、マチュピチュという名前ですら、発見時に近くの高い方の山の名前をとって(または、遺跡の名前と勘違いして)付けられたようだ。
マチュピチュに行くには、普通古都クスコ(Cuzco)から電車とバスを乗り継いで片道約4時間半で入るが、私達はインカ時代の道・インカトレイルを3泊4日で歩いた。このトレイルはガイド会社に申し込まないと勝手に歩くことができない。ヨーロッパ人に大人気のトレイルだが、インカ道の保存の為、一日の入山者はポーターやガイドを含めて500人に制限されている。トレッカーの数は実質200人に制限されているとのことだった。
トレイルは危険な所は無く、重い荷物も担がなくて良いので、誰でも歩ける道ですが、最高標高が4,200mもあるのとアップダウンが結構きついので気軽な山歩きというわけにはいきません。
インカトレイルを歩き終えた次の日に、ワイナピチュの山とマチュピチュの山も登ってきたので、その様子も記します。
ワイナ・ワイナキャンプ(3泊目)から見るウルバンバ川と山 (スケッチ)

 インカ・
 トレイル 
 1日目  KM82〜ワイリャバンバ
       (KM82〜Wayllabamba)
 2日目 ワイリャバンバ〜パカマヨ
      (Wayllabamba〜Paqaymayu)
 3日目 パカマヨ〜ウィナイ・ワイナ
      (Paqaymayu〜Winay Wayna)
 4日目 ウィナイ・ワイナ〜マチュピチュ
       (Winay Wayna〜Machu Picchu)
 ワイナピチュ山とマチュピチュ山
 
(Huayna Picchu & Cerro Machu Picchu)



クスコ  と  アグアス・カリエンテス

クスコ(Cuzco):標高が3,360mもある古都

「インカ・トレイルの出発日前の少なくとも2日前にはクスコに着いて高度に慣れること」とガイド会社から連絡が来たが、この2日間は古都・クスコやクスコ周辺を観光するのに丁度良かった。
色々な文化遺産が各所に残っているが、何処を見てもインカ時代の石組みには感心し驚いてしまう。

着いた日は月曜日だったが、アルマス広場では民族衣装の踊りが繰り広げられていた。多分各地から来た高校生だろう、グループ毎に違った衣装を着て、次から次へと道いっぱいに踊りながらアルマス広場に集まってきていた。
クスコは印象に残る街でした。
アルマス広場・カテドラル前での民族衣装を着た踊り

アグアス・カリエンテス(Aguas Calientes)
マチュピチュ遺跡を見学するのに必ず通る村。列車とバスの乗り換え地で、泊まらずに素通りするのが普通。今回はインカ・トレイルを歩いた後にワイナピチュ山とマチュピチュ山を登る為に1泊した。
「マチュピチュ村」と紹介される場合もありますが遺跡はないので見て回る所はありません。温泉があるが特別素晴らしいというほどのものではないらしい。
クスコから日帰りでマチュピチュを往復するのは忙し過ぎるという人や、朝日の中のマチュピチュを見たいという人、それに、ワイナピチュの山とマチュピチュの山に登りたい場合などにはこの村に泊まる必用がある。
マチュピチュ遺跡の横にホテルがあり、ここに泊まれば村まで下りてこなくてもよいのだが、このホテルはやたら宿泊費が高いそうです。
アグアス・カリエンテスのレストランの前にて
店の店員と





inserted by FC2 system