3. 出発前の情報入手と出発前にしておくこと


 自分で計画をして出発する為には、事前にできるだけ多くの情報を入手して計画を練る必要がある。宿泊場所等も出発する前に、予約をとっておいたほうが、現地で無駄な時間を使わなくて済む。
 ただ、日本で得た情報・特に登山コースや交通は、変更されている場合もあるので、現地に着いたら、必ずインフォメイション・センター( Information Center)や ビシター・センター(Visitor Center)などで、問題がないか確認をしてから行動に移る必要があります。  


(1).出発前の情報入手

@海外旅行ガイドブック 「地球の歩き方」や「個人旅行」などのガイドブックは最初に読んでおきたい。限られ内容だが有名なトレッキングコースなども記載されており、全体像をつかむのに良い。他の情報を色々入手した後に、再度目を通すと、新たな発見もあり、旅行終了まで役に立つ。 Aインターネット検索  あらゆる情報をインターネットで入手できると言っても良いくらいです。自分で計画を立て、予約をし、概ねその通りの旅ができるのもインターネットのお陰で、これが無かったら、難しかったと思う。(A).日本語のインターネット情報 トレッキングやハイキングに関する記録・紹介を日本語で検索することで、経験してきた日本人の情報を得ることができ、海外の様子やトレッキングコースを理解するのに大いに役立つ。ただ、その多くは若い人によって書かれており、ファイト溢れるものが大部分なので、我々のように60歳を超える者には、自分なりの尺度に置きなおして読む必要がある。(B).英語によるインターネット情報  大使館の日本語ホームページのリンク集から現地のホームページにアクセスするのが手っ取り早い。トレッキングやウォーキングに関する情報は、通常、その国の地域(州)のホームページにアクセスすると、その地域のトレッキングやウォーキングのコース全体が紹介されていて、捜しやすい。日本よりずっと体系化されているように思う。 宿については、その国の アコモデイション(Accommodation)で検索し、ホテルかモーテルかB&Bなどを選択すれば豊富に情報を得ることができる。移動も、列車や長距離バスの時刻表及び各地の登山口までの交通手段など、かなりの所まで知ることができる。 



(2).出発前にしておくこと

@宿の予約 
 ホテル、B&B、山小屋、ユースホステルなどの予約は そこのホームページに記載のEメールでできる。通常は、そのホームページに予約のフォーマットが付いています。Eメールで部屋が空いていることが確認できれば、クレジットカード番号を連絡し予約が完了する。クレジットカード番号を連絡するのは、気持の良いものではないが、セキュリティーがかかっていると書かれているフォーマットの場合は、Eメールで送った。セキュリティーがかかってないフォーマットの場合は、カード番号をファックスで送ることにしている。今までの所両方ともトラブルは無い。

A保険 
 通常、クレジットカードに海外旅行保険が組みこまれている。何処のカードか、また、普通カードかゴールドカードかでも保証内容が異なるので、中身を確認し、条件が合えば、海外旅行保険を別途かける必要はない。但し、通常は、3ヶ月未満の旅行期間までとか、アイゼンやピッケルなどの装備で行動するものは対象外などの制限があるので、良く条件を確認する必要がある。クレジットカードの保険では満足する内容になっていなければ、別途海外旅行保険をかける必要があります。また、救援費用の保険付が必要な場合は海外傷害保険等の契約をしておく必要があります。

B通貨 
 現地通貨を持っていないと訪問国に着いて支払いに困る事があるので、ある程度の現地通貨を持って行くか現地の空港で交換しておく必要があります。しかし、交換手数料の少ないのはクレジットカードが一番良いので、できるだけで支払いはクレジットカードですべきです。また旅行中に現地通貨が必要になった場合でも、一番交換手数料が少なくて済むのはクレジットカードで現金自動支払機(Cash Dispenser)から引き出す方法です。
入国時に当初必要な現地通貨だけを持つことにして、後はクレジットカードをフルに活用するのが良いと思います。

Cレンタカー 
 レンタカーは現地にも沢山あるが、日本を出発する前に日本の支社で予約しておいた方が良いと思う。理由は、直前に借りようとしてもフルブッキングで車が無いとか、代金が結局高くつくとか、保険が良く分からないとかのトラブルや心配の種が無くて済むことと、海外で予約のための無駄な時間を作らなくてもすむことにあります。日本の支社で予約できるのは、Hertz やAvis があります。Hertzの場合は、ドライビング・クーポンという割引チケットがあり、現地でこれを見せれば良いので、手続きは簡単でした。
現地ローカルのレンタカー会社もあります。ニュージーランドの山行時に日本から予約を入れてローカルのレンタカーを利用したことがあります。値段はHertzやAvisより数段安くてすみましたが車は10年近く前の車種でした。Hertzを何度か利用してきましたが何時も新品に近い車でしので、料金の違いはこの辺りにあるようです。

D現地交通機関の予約 
 現地に着いてすぐ交通機関で移動する場合は、飛行機のチケットを購入する時に旅行会社で一緒に予約してもらった方が確実です。予定していた乗り物に乗ろうとしたら、満席で、日程をかえなければならないほど悔しいことはありません。
 着いてからの日程に余裕があれば、現地の Information Center で説明を聞きながら、各々の交通機関の予約をしたほうがスムースにコースを回れます。ただ、事前に充分調べておかないと、確認作業に手間取り、窓口で時間ばかりを費やすことになります。日本を出発する前に、できるだけ調べて、具体的な交通機関とその時刻表をもとに、スケジュールを予め組んでおくと予約はグ―ンとスムースになります。






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